Java5がリリースされたのは2004年10月。そして今はもう2014年です。もうすぐJava8も出ます。 そんな時期にMixer2をjava5でも動かせるようにするってそれ誰得?ww というツッコミもけっこうありました。(※Mixer2は本来はJava6以上が動作条件です)
しかし、世の中にはレガシーなシステムなんていくらでもあるようです。詳しくは言えませんが、 Java1.4(5ですらない!)で現役で稼働しているシステムが存在し今もチビチビ改修していると言う話を、つい先日まのあたりにしました。 Javaから離れてしまいますが、全日空の国内線旅客システムが実はつい最近まで Fortran(COBOLですらない!)で動いていたというニュースもありましたね。
さて、話をMixer2に戻しましょう。 Mixer2はJavaのJAXB-APIを使ってXHTMLを入出力しています。JAXBはJava6以降でJDK/JREに標準搭載となったため、 本来、Java5では動きません。
ただ、jaxbはもともと独立したライブラリとしてSunの社内で開発が続き、のちにJava6で初めて実行環境に標準搭載されたという経緯があります。 これはjaxbに限ったことではなく他のapiでも似たような流れをたどることがあります。
ということは、jaxbやその関連の、既に公開されているライブラリを、 Mixer2が依存ライブラリとして使用するようにすればJava5でも動くということになります。 そう、実はそれほど遠い道のりではないのです。実際1日2日でできちゃったし。
そんなこんなでとにかく、mixer2-java5 version 0.1.2 をリリースしました。
- mavenやgradle経由でパッケージリポジトリが使える人は http://search.maven.org/#artifactdetails|org.mixer2|mixer2-java5|0.1.2|jar
- 本体と依存ライブラリのjar一式の形で欲しい人は http://mixer2.org/dist/
使い方は本家Mixer2とまったく変わりありません。ただし、以下の点にご注意ください。
- あくまで実験的なものですので、サポートやバージョンアップはそれほど期待しないでください。
- SpringMVC関連機能は削り落としてあります。純粋にテンプレートエンジン機能のみです。
No comments:
Post a Comment